トレランの始め方

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このブログを読んでわかること

このブログでは、トレイルランニング(以下、トレラン)を始めるための基本的な知識とコツを紹介します。装備の選び方、トレーニングのステップ、注意すべきポイントなど、初心者がスムーズにトレランを楽しめるように解説します。具体的には以下のような内容がわかります。

  1. トレランに必要な装備とその選び方
  2. 初心者におすすめのトレーニングメニュー
  3. コース選びや注意点など、初心者が避けるべき失敗
  4. トレランの魅力とその楽しみ方

これを読むことで、初めてのトレランでも迷わずスタートでき、自然の中でのランニングを存分に楽しむことができるようになります。

ブログをお勧めの人

  • トレイルランニングに興味を持ち始めたが、具体的な始め方がわからない方
  • ロードランニングやマラソンに慣れているが、新しいチャレンジとしてトレランに挑戦したい方
  • 自然の中で走ることを楽しみたい方
  • トレランに必要な装備やトレーニング方法、注意すべき点を知りたい初心者の方
  • 運動不足を解消しながらアウトドアを楽しみたい方

トレイルランニングとは?

トレイルランニングは、自然の中の未舗装の道や山道を走るスポーツで、体力向上とリフレッシュ効果が期待できるため、近年人気が高まっています。ランニングと違い、自然の中を進むため、風景の変化や自然との一体感、四季折々の変化が楽しめるのが大きな魅力です。私は、紅葉時期のトレイルランや、冬が近い時期の凛とした森の中を走るのが好きです。また、体への負荷がロードランニングよりも多様であるため、全身を使ったバランスの良い運動が可能です。

トレランの魅力

自然との一体感

都会の喧騒から離れて、森や山、川沿いの美しい景観の中を走る体験は、心地よい達成感とリフレッシュ効果があります。自然の中を走ることで、ストレス解消や気分転換にも最適です。

身体全体の強化

舗装された道と違い、トレイルは起伏が多いため、足腰だけでなく、体幹やバランス感覚も鍛えられます。これにより、日常の生活や他のスポーツでも役立つ全身の筋力を向上させることができます。

自分との対話と達成感

自然の中でのトレランは、未知のルートや地形に挑戦し、ゴールにたどり着いたときの達成感が大きいです。自分自身の限界を感じながらも、それを乗り越える感覚は、トレランの最大の魅力と言えるでしょう。


トレランを始めるために必要な装備

トレイルランニングを始めるにあたり、適切な装備を整えることが非常に重要です。ロードランニングとは異なり、自然環境の中では変化する地形や天候に対応できる装備が必要です。ここでは、初心者向けに最低限揃えておくべき装備を紹介します。

1. トレイルランニングシューズ

まず最も重要なのが、トレイルランニング専用のシューズです。普通のランニングシューズでは、岩場やぬかるんだ地面などで滑りやすく危険です。トレランシューズは、グリップ力が強く、足を守るためのクッション性があり、さらに軽量なものが多いです。

シューズ選びのポイント

  • グリップ力: 特に下り坂や岩場では、滑り止めがしっかりと効くシューズが必要です。
  • クッション性: 不整地での衝撃を吸収し、足や膝への負担を軽減することが大切です。

2. ハイドレーションやフラスク備え付けのパック

トレランでは、山道や林道には水分補給のポイントが少ないため、自分で持参する必要があります。ハイドレーションパックは、水袋が内蔵されたバックパックで、走りながらストローで簡単に水を飲むことができます。またソフトフラスクと呼ばれる軟質プラスチックの水筒のようなものに水分を入れて、バックパックに備えます。専用のパックもシューズ同様必須アイテムです。

ハイドレーションパックの選び方

  • 容量: バックパックは5リットルから10リットルのものでハイドレーション(水を入れる部分)は、1リットル前後の容量が使いやすいです。
  • 軽量性: 長距離走る場合、軽さが重要なので、必要最低限の重量のものを選びましょう。
  • 収納スペース: 水分以外に、食料や予備の衣類などを収納できるスペースがあるものが便利です。

3. ウェア

トレランウェアも重要です。特に、汗をかいたときにすぐ乾く速乾性の高いものを選ぶことがポイントです。山の気候は変わりやすいので、軽量な防寒具やウィンドジャケットも持参しましょう。ノースフェイスや、パタゴニア等山岳衣料品を使うと良いです。

ウェアの選び方

  • レイヤリング: 脱ぎ着がしやすいように、重ね着をするのが理想です。ベースレイヤーとして速乾性の高いシャツを着用し、その上に軽量の防風・防水ジャケットを重ねます。
  • 季節に応じた素材: 夏場は通気性の良い素材、冬場や高山では保温性のある素材を選びましょう。

4. その他の装備

  • ヘッドライト: 早朝や夕方の薄暗い時間帯や、天候が悪化した際には視界が悪くなるため、ヘッドライトを持参することが推奨されます。
  • エマージェンシーキット: 万が一の怪我や体調不良に備えて、絆創膏や簡単な救急用品、非常食を持ち歩くことが大切です。

トレラン初心者向けトレーニング方法

トレランを始める際には、体を慣らすための段階的なトレーニングが重要です。いきなり山道を走るのは難易度が高く、怪我のリスクもあるため、まずは基本的なトレーニングを行いましょう。

1. ウォーキングから始める

トレイルランニングは起伏が激しいため、まずはトレイルウォーキングからスタートするのが賢明です。近くの野山があれば、野山でハイキングをするのが良いでしょう。足腰を慣らし、自然環境の変化に適応するため、急がず少しずつ体を鍛えていきましょう。

ウォーキング時の注意点

  • アップダウンを意識する: 平坦な道ばかりでなく、緩やかな登りや下りを含むコースを選びましょう。
  • 適切なペースを保つ: 無理に速く歩く必要はありません。自然を楽しみながらリラックスして進むことが大切です。

2. 短い距離のトレイルランニング

いきなり長距離のトレイルを走るのではなく、まずは1km程度の短めのコースを選びましょう。距離を少しずつ伸ばしていくことで、体が負担に慣れてきます。走りやすいトレイルを選んで、徐々に挑戦するコースを増やしていくのがポイントです。近くの公園などで舗装されていない公園があるのならば、そういったところで練習するのも良いでしょう。


トレラン初心者が注意すべきポイント

1. コース選び

初心者におすすめのコース

トレラン初心者は、まずは比較的安全でアクセスしやすい場所からスタートするのがおすすめです。以下に、初心者向けのコース選びのポイントと、全国のおすすめコースを紹介します。

コース選びのポイント

  1. 短距離・標高の低いコースを選ぶ
     初心者は、最初に500m〜1km程度の短距離コースを選びましょう。また、標高200メートルくらいの低山がを選ぶことで、体力的な負担を軽減できます。標高差があまりないコースは、初心者が無理なく走りやすく、道に迷うリスクも少ないです。
  2. 道が整備されているトレイル
     初心者は、歩きやすく整備されたハイキングコースから始めると良いでしょう。特に初めてのトレランでは、岩場や急斜面の少ないコースを選ぶことで、足をくじくリスクを減らせます。
  3. 周回コースか往復コース
     ゴール地点がスタート地点に戻る周回コースや、同じ道を往復するコースを選ぶと、道に迷いにくいです。また、事前にルートをしっかり確認しておくことも重要です。
  4. アクセスが便利な場所
     車や公共交通機関で簡単にアクセスできる場所を選びましょう。初心者にとって、アクセスが悪い場所だと体力を消耗してしまったり、帰りの交通手段がなくなったりするリスクがあります。

おすすめの初心者向けトレイルコース

  1. 高尾山トレイル(東京都)
     東京から電車でアクセス可能な高尾山は、トレラン初心者にぴったりの場所です。距離や難易度に応じて複数のコースがあり、体力に合わせて選べるのが魅力です。特に「稲荷山コース」は、アップダウンも少なく初心者に最適です。
  2. 六甲山トレイル(兵庫県)
     六甲山は関西圏に住んでいる方におすすめのトレイルです。標高931mの六甲山は、都市近郊でアクセスが良く、景色も美しいため人気です。初心者向けの短距離コースから、経験者向けの本格的なコースまで幅広く揃っています。
  3. 御岳山トレイル(東京都)
     こちらも都心からアクセスが良く、初心者が安心して走れるトレイルコースです。ケーブルカーを利用して途中まで登り、そこから御岳山を目指すコースは体力に自信がなくても挑戦できます。森林の中を抜ける美しいルートで、リフレッシュしながら楽しめます。

トレランでの注意点とマナー

トレイルランニングは自然の中で行うスポーツであるため、環境保護や他のハイカーとの共存が求められます。ここでは、トレラン初心者が守るべき注意点とマナーを紹介します。

1. 他のハイカーやトレイルランナーへの配慮

山道やトレイルでは、ハイキングを楽しむ人や他のトレランナーとすれ違うことがあります。その際、以下のマナーを守りましょう。

  • 道を譲る: 基本的に登りの人が優先です。下りを走っている時は、登りのハイカーやランナーに道を譲るようにしましょう。
  • 声をかける: 後ろから接近した時には、声をかけて前方の人に気づいてもらいましょう。驚かせることなく、スムーズにすれ違うために大切です。
  • 狭い場所では歩く: 狭いトレイルや急斜面では、無理に走らず、安全のために歩いて進むのが基本です。無理をすると、転倒や事故の原因になります。

2. ゴミを持ち帰る

トレイルランニングでは、自然の中で行動するため、環境保護が大切です。飲み物のパッケージや食べ物のゴミなど、出たゴミは必ず自分で持ち帰りましょう。自然環境を汚さないために、最低限のルールを守ることが大切です。

3. コースの事前確認

トレイルは舗装された道路とは異なり、天候や地形によって大きく変わります。雨でぬかるんでいる場所や、崩れている箇所もあるため、事前に地図やコース情報をしっかり確認しましょう。また、GPSや地図アプリを活用して、ルートを把握しておくと道に迷うリスクを減らせます。


トレラン初心者のためのトレーニングメニュー

トレイルランニングは、体力とバランス感覚が必要なスポーツです。特に初心者は、いきなり山道を走るのではなく、事前に体を鍛えるトレーニングが必要です。ここでは、初心者向けのトレーニングメニューを紹介します。

1. 筋力トレーニング

トレイルランニングでは、通常のランニングよりも多くの筋肉を使います。特に足腰や体幹が重要です。以下の筋力トレーニングを日常に取り入れることで、トレランに必要な筋力を養うことができます。

  • スクワット: 太ももやお尻の筋肉を鍛えるスクワットは、上り坂や下り坂での足の安定性を向上させます。
  • ランジ: 前方に一歩踏み出して膝を曲げるランジは、足全体の筋力とバランスを鍛えます。
  • プランク: 体幹を鍛えるプランクは、走っている時の姿勢を安定させ、転倒を防ぐ効果があります。

2. インターバルトレーニング

トレイルランニングでは、平坦な道だけでなく、アップダウンが激しい道を走ることになります。これに対応するためには、心肺機能を強化するトレーニングが重要です。インターバルトレーニングは、短時間で強度の高い運動を行い、その後休息を繰り返すトレーニング方法です。

  • 例: 30秒全力で走った後、1分間ゆっくりジョギングを繰り返す

インターバルトレーニングを定期的に行うことで、心肺機能が向上し、長時間走り続ける持久力も養われます。


トレランに必要な心構え

トレイルランニングは、初心者でも楽しめるスポーツですが、自然環境に対する理解と心構えが大切です。山の天候は急変することがあり、予測不可能な状況に陥ることもあります。そのため、無理をせず、自分のペースで挑戦することが重要です。

1. 急がず、自然を楽しむ

トレランの最大の魅力は、自然の中を走ることで得られる爽快感と達成感です。最初はタイムやスピードを気にせず、自分の体力に合ったペースでゆっくり進みましょう。景色を楽しみながら、無理をせず進むことで、怪我のリスクも減らせます。

2. 体調管理

山道を走るため、体調管理は非常に重要です。特に山の気温変化や天候の急変に備えて、適切な装備を準備することと、体調が優れない日は無理をせず休むことが大切です。


まとめ

トレイルランニングは、自然と一体化しながら行うアウトドアスポーツで、初心者でも簡単に始められます。しかし、専用の装備や基礎的なトレーニング、そして自然に対するリスペクトを忘れずに準備することが大切です。このブログを通して、初心者がトレランを安全に楽しむための知識を身につけ、快適に山の中を走る喜びを体験できることを願っています。

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